スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

長期的視点から株式市場を眺める 時価総額と名目GDP比率


バフェット指標が警告、日本株は割高-時価総額の対GDP比



日本株が急落する直前の8月18日のブルームバーグのニュースで、
バフェット指標に照らすと日本株は割高との記事です。
これをもって株価急落したわけではないでしょうが。

2015090901.jpg
(内閣府HP 日本取引所HPよりE Research and Investment LLC 作成)

1970年以降の上場企業の時価総額と名目GDPのグラフです。

(グラフにはありませんが)データが取得できたもっとも古い1955年時点では時価総額はGDPの10%で
そこから戦後の復興とともにGDPも成長し、好景気不景気の波はありつつもGDP比率も資本市場の整備とともに上昇を続けて
バブル期の絶頂でついには150%付近に到達。
そして100%を超えたのはそのバブル期、そして金融危機前の2007年、そして現在しかないことがわかります。

またバブル期以降の20年以上にわたる長期の低迷は日本の名目GDPの低迷からも説明できます。


さてアメリカ市場はというと
MI-CK053_MONEYB_16U_20150614162105.jpg

WSJの同様の高値を警告する記事ですが、
実は100%超えは珍しくなく20年平均が120%ほどとなっています。

さてこの指標でバフェットは
「この比率が70%近辺に落ちたときに株を買えば相当な好成績をおさめることができる可能性が高く、
また200%に近づくようなところでの株の買いは火遊びをしているということだ」と述べています。

しかし150%を超える米国株に対して割高か?との問いに金利水準にもよるという答えもしています。


どちらにしてもこの指標が割高、割安を示していてもその後数年その状況が続くということが多々あるわけですし、
現在日本株や米国株が天井をつけて下落したというつもりもありません。
ただしかなり「高い水準」まで到達しているということは頭の中に入れといてもいいかなと感じてます。
スポンサーサイト

長期的視点から日経平均を眺める

2015070401

"Nikkei 225(1970-)" by Monaneko - http://www.stat.go.jp/data/getujidb/zuhyou/d09.xls. Licensed under GFDL via ウィキメディア・コモンズ.

7203 トヨタ自動車 AA型種類株式について


トヨタの種類株式に関する考察です。

まずその概要ですが、
発行株数:3,000万株~5,000万株
単元株式:100株
発行価格:未定(発行価格決定日の終値の1.26~1.30倍)
償還期限:なし(ただし、平成33年4月2日以降、会社による強制買取あり)
配当年率:1年目が0.5%。以後毎年0.5%ずつアップ(上限2.5%)。平均年率1.5%
申込期間:平成27年7月8日~平成27年7月22日
譲渡制限:譲渡には原則、取締役会の承認が必要(自由に売却できない)
販売元:野村證券
その他:平成32年9月1日以降、買取請求可能(四半期に1回)。平成32年10月1日以降、普通株式への転換可能(半年に1回)。NISAへの組み入れ不可


性質的には議決権付きの劣後特約付転換社債に近いように思います。

トヨタの業績や財務内容はみなさん御存知のとおりピカピカですが、実際トヨタの格付けは
          トヨタ     (日本国債)
ムーディーズ  AA3     A1
S&P       AA-    AA-
フィッチ     AA+     A
となっており、日本国債と同等かそれ以上となっております。(日本国債・・・笑)

現在の日本国債の5年債利回りが0.11%にとどまることを考えれば、
債権よりも劣後する株式としても、発行価格での買取請求権付きで5年平均1.5%の利回りは高めの設定だと感じます。

5年間は譲渡できないため「5年間は100%使い道のないお金」があるのならばなかなかいい商品だと思います。


一方、既存の株主としてはどうでしょうか。
発行価格が終値の1.26倍以上であったり、同額の自社株買いを行うことなど、既存の株主にも配慮された内容となっています。
しかし、トヨタが資金調達する手段としてはかなり無駄に資本コストの高い手段であると思います。
(そもそも今回の発行では同額の自社株買いを行うので資本も増えない)
トヨタの目的は資金調達ではなく特定の人たちに株主になってもらうということが目的であるといえます。
このような特定の株主構成を目指してコストを支払うことは既存株主から見れば無駄に感じるのではないでしょうか。


またこのことに関して一番危惧することは、トヨタの後追いをする企業が出てくるのではないかということです。
発行価格での買取請求権付きであることをあたかも元本保証であるかのように謳った類似の株式を、
玉石混交で様々な企業が発行し始めることです。

信金中央金庫優先出資証券(8421)

前の記事で日本銀行出資証券のことを書きましたが、


似たようなものとして信金中央金庫優先出資証券というものがあります。

201111148421.gif




これは協同組織である信用金庫が発行する優先株のようなものです。
(金融機関のうち株式会社形式のものが銀行であり、協同組合形式のものが信用金庫です。)



このうち全国の信用金庫の中央銀行的存在である、信金中央金庫の発行する優先出資証券が、
東証に上場されています。(コード 8421)


この信金中央金庫の優先出資証券は、
議決権はないものの、(ただし優先出資社総会の議決権はある)
前述の日銀株とは違い、
残余財産分配権と、配当は普通出資者よりも優先されます。

たとえば配当に関しては、
年3000円が優先的に配当され、(優先配当)
かつ、普通出資者に配当を出す場合はそれ以上の配当(参加配当)を出すように定められています。

昨年では優先配当3000円 参加配当3500(普通配2500出したので)が受け取れます。

また残余財産の分配に関しても額面(100000円)までは他の普通出資者よりも優先されます。
(あくまで普通出資者よりもです、債権者よりは劣後します)


信金中央金庫優先出資証券は現在155000円

昨年度実績ベースでだいたい

PER 28.3倍
PBR  0.7倍
配当利回りは 4.2%


となっています。

3メガバンクと比べても特に割安ではありませんが、
優待制度もあり、優先配当とあわせてそれなりの利回りとなっています。

ただ信用金庫は株式会社である銀行とはことなり、
協同組織という相互扶助を目的とする非営利的な組織であるということを留意する必要があると思います。

テーマ : 株式投資
ジャンル : 株式・投資・マネー

日本銀行出資証券 (8301)

201111148301.gif


日経に日銀株が26年ぶり安値とありました。

日銀とは、そうあの日本の中央銀行「日本銀行」のことであり、
日銀株とは正確には日本銀行出資証券のことです。

この出資証券は上場されており、通常の株のように売買されているのです。(コード 8301)



26年ぶり安値の日銀出資証券は割安なのでしょうか??


さてこの日銀出資証券、
通常の株とはことなり、共益権がありません。
つまり役員選任や議案の承認といった経営への関与はできないということです。

さらに残余財産分配権もありません。
日銀の資産は出資者のものではなく、国のものです。
(つまり解散したら日銀の資産は国庫に納められる)

ただし出資者への配当はでるようです。
配当は出資証券1口(額面100円)に対して5%(5円)までと定められており、
それ以外の剰余金も国庫に納められています。

現在26年ぶり安値という日銀株は1口約40000円です。

つまり配当利回りは 5/40000で約0.0125%です。

雀の涙ですね^^;

つまり日銀株は資産の裏付けもなく、利回りもほぼ0に等しいという
経済的には投資対象とはなりえません。

この日銀株というのは、日本の中央銀行への出資者であるという、
ステータスやプレミアムで値段が付いているわけです。
まさに美術品とかそういったものの資産価値に似ています。


この日銀株が高値を付けたのはやはりバブル絶頂の88年で、
77万5000円だそうです。
さすがバブルですね。


テーマ : 株式投資
ジャンル : 株式・投資・マネー

FC2カウンター
プロフィール

Author:TAKEO
当ホームページのいかなる内容も、将来の運用成果や将来の市場環境の変動等を示唆あるいは保証するものではありません。
またいかなる有価証券等の売買、勧誘、または特定銘柄の推奨等を意図するものではありません。いかなる投資の勧誘や推奨を行うものではありません。
当サイトの情報の利用や投資は自己責任において行ってください。

メールフォーム
問い合わせ先

名前:
メール:
件名:
本文:

つぶやき
TAKEのつぶやき
カテゴリ
月別アーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
リンク
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。